すでに私たちは地獄のまっただ中でした。

「さあ、美味しい朝ごはんを食べよう!食べよう!食べよう!食べよう!」

「GaPyyyyyyyyyyy!!!!」

「それでもあなたには、目を逸らさずに考えてほしいのです」

「クソとゲロと愛に満ちた魂のRPGとあるように、凄まじくダークでドロドロとしたストーリーです。

男娼の主人公。もうこの地点で「え?」って感じなんですが、他も酷い。ホモやら、変態のキモイ爺やら登場人物はほぼ全員ヤバいです。もう一人、女性のメインキャラは割と普通なんですが。

 

淀んだ世界で、生きるためだけに体を売り、夢も希望もなく過ごす主人公が、星の運命を背負う事態に巻き込まれていき…というあらすじ。

 

旅の途中に出会う、あまりに気持ち悪い人々やグロテスクな敵にメンタルブレイクされます。

なんといっても、町の人たちは下品・下種の極みみたいな感じです。笑えない下ネタ、発言のすべてが頭のおかしい人たち。

特に、主人公を支える男フェイの父親は異常。見た目はナメクジのよう、臭いはヘドロみたいと言われてます。(記憶あいまいですが。)そして色狂い。男も女もイケる…こんな化物ぞろいの世界です。

まさに地獄のよう。

しかし周りの汚らしさによって、仲間たちの純粋な想いが引き立っていきます。

 

実はこのゲーム、「愛の尊さ」を謳う物なんです。スクショを見る限りそんな感じではありませんが…。肌に合う人が最後までプレイすれば、きっと何かを感じることができます。

最後に、主人公に迫られる究極の選択。

一体、彼はどちらを選ぶのか――。

 

主人公の見る世界は、げんなりしてくるぐらい汚らしく、海は淀み、道はドロドロ、敵はぐちゃぐちゃ。

でもこれ、イカレた世界観を演出するためだけのものじゃなく、伏線でもあるんです。おいおい、わかってきますが…。

 

目を覆いたくなるような主人公の過去。彼を育てたのは救世主か、気狂いか。

終わりゆく世界の運命。最後の決断。

 

何のために生きる?どんな目的を持っても、どうせそれは自己満足?どうせ生きることに意味なんてないんじゃないの?

命とはなんだろう。どうせただの細胞の集まり。なぜ壊しちゃだめなの?

無償の愛は、なにかを変えられるのだろうか?人の命なんて塵みたいに扱われる、こんなに歪んだロクでもない世界でも?

 

"クソとゲロに満ちた"世界で、不幸な主人公は真実を見つめ、そして自分の生きる道を選ぶ。心をガンと揺さぶられるRPGです。

厨二病チックなゲームに憧れる人&文章のグロに寛容な人には特におすすめできます。