少年と、竜

王道!戦闘が楽しい!そして優しいRPGです。

 

 主人公である「少年」は、元気イッパイな男の子。
 今日は、大好きなお母さんのお仕事を見に行く日です。
 支度を整え、お母さんがいる大学へと向かう少年。
 しかし、お母さんの研究が暴走を始めて・・・?!

(作者さんサイトから引用)イッパイがオッパイに見えたひとは正直に手を挙げろ

竜となってしまった主人公は、体を取り戻し母に再会するために旅に出ますが、彼を取り巻くメインキャラたちはみな優しく、話が進むにつれてプレイヤーの心も温まっていきます。日常会話にも愛情が詰まっています。このほんわかした世界に浸っていたくなるような不思議な空気。

フリゲ「赤のクロニクル」をプレイ済みの方は、あの雰囲気をイメージすればわかりやすいと思います。

「少年と、竜」の大きな特徴にコマンド入力式の戦闘があります。

しかし、やり方が一風変わっています。

コマンド入力に成功すればスキルを発動、でなく、コマンド入力に成功するとスキルの威力が上がる、という仕組みです。

つまり入力に失敗しても、スキルは発動する

この方式により、緊張感を保った戦闘ながらも失敗によるイライラが軽減され、楽しく進めていけます。

実際の入力画面。一見すると難しそうに見えるが、慣れるとなんてことはない。

ボス戦では苦戦することもありますが、コマンド入力に慣れて、装備等を工夫していけば絶対に勝てない相手でもありません。

顔グラや一枚絵はなく、パッと目を惹くゲームではありませんが、ストーリーで魅了していくタイプの作品です!

人語を話せなくなったため、矢印キーで意志表示する場面も。芸が細かい。

これぞロマン!合体技もあるぞ!

竜である主人公には「空腹度」が存在し、一定時間たつと力が衰えてくる。食事をさせてあげよう。

メニュー画面は独自のスタイル。

ハッキリしていて見やすい。

街並み・ダンジョンも凝っていて美しい。

戦闘中にも ちまちまと動くドット絵など細かい所で飽きさせません。

時折、ミニゲームらしきものも入ってきますが、進行に影響するような難易度でもないので気楽に楽しめます。

クリア後のやりこみ要素も多く、細かい所まで手を抜かないクオリティです。


その分、フリゲならではの"尖った"部分はあまりなく、全体的に勢い不足を感じる部分があります。

このゲーム全体に流れる優しい空気を良い特徴と捉えるか、退屈と感じるかはプレイヤーの好み次第でしょう。


人が無残に死に、救いのないストーリー…そんな濃いゲームをやり飽きた方。

もう一度、絵本のような懐かしいやわらかさをこのゲームで感じてみませんか。


ラスボス戦の曲と演出が痺れるカッコよさなので、それも含めてオススメです。